【防災で大事なこと、それは”〇〇”】

 


こんにちは!主事のまるです。


 「あ、もう川遊びはできないんだ…」と、リバーロスに陥ってしまっています。今年の夏はほんとに川に行きまくりました。

 今は特別な”黒まる”状態です。

(結構白い。しかも逆光。ただただ恥ずかしい。)


備蓄ワークショップ

さて。
昨日(8月30日)は、津和野の山奥にある超絶素敵なレストラン「糧」で行なわれていた「備蓄ワークショップ」に参加してきました。


「備蓄ワークショップ」って、名前だけ聞いたら「なにそれ?」って思いませんか?(笑)


でも、災害大国(ですよね?)の日本で生きていく上ではとてもとても重要な話なので、最後まで読んでみてください。読み終わったあとはすぐにでもスーパーへ行きたくなっていることだと思います。


講師は、同じ柿木村に住む樋口ふみさん(以降「ふみさん」と書きます)です。

とても失礼なのですが、僕が勝手に「バーズ師匠」、「パッキング姉さん」と呼んでいるお方です。以前は、アクセスバーズを受けました。



ふみさんは宮城県出身で、東日本大震災を実際に経験されています。


ふみさんにしか話すことができない、その場の状況、自身の心境、助けになったことなどを聞くのは貴重な時間でした。

震災を目の当たりにしたことから、ご自身のライフスタイルを見直し、日頃の備蓄の重要性を考えるようになり、今は”パッキング姉さん”の異名を得るまでになりました(マジですみません。僕が勝手に言ってるだけです)。


全ては〇〇確認から始まる

地形を制するものは戦を制する


格言でありそうな言葉を僕が適当にチョイスしてみましたが、戦国時代の戦では攻めるよりも守りが重要だと思います。

将棋でも、まずは自分の陣地の守りを固めてから相手陣地に攻めていきますよね。


備蓄も同じことです。
自分の命を守るためには、まずは自分の住んでいる場所の”状況確認”をすることから始まります。

やるべきことは一つ。

ハザードマップを確認することです!

この記事を読んでくださっているあなたは、ご自分のお住まいのハザードマップを見たことがありますか?
恥ずかしながら、僕はありませんでした。

というわけで、一緒にハザードマップを確認してみましょう〜!


手っ取り早く調べるのであれば、ブラウザで「〇〇市 ハザードマップ」で検索をすれば出てくるはずです。

余裕があれば、役所やご自宅の中を探して紙媒体のハザードマップを確認してみてください。

ちなみに、僕が住んでいる吉賀町のハザードマップはこちら。

参加者と一緒にハザードマップを見ながら、「うちの地域、浸水する〜」とか「土砂がやばい」とか言い合いながら自分の住んでいる地区がどれだけ危ないのかを確認しました。



確認できたところで、次は備蓄の考え方に移ります〜!


備蓄は生きるため

「備蓄」は、言葉の通り「備える。蓄える。」ことです。


ことわざに「備えあれば憂い無し」がありますが、備えていれば憂うることは無いですね(そのまますぎる)。

 では、「なんのために備蓄しますか?」と聞かれたとき、なんと答えますか?


  • 食料を確保するため
  • 安心するため
  • 数日間生き延びるため


このようなものかなと思います。


結局のところ最終の目的は「死なないことです」なのです。

備蓄することが目的なのではなくて、死なないために備蓄をします。
当たり前のようで、いざ聞かれると考えこむような問いでした。

楽しくなければ備蓄じゃないじゃん

(過去にどこかで聞いたようなフレーズですが… ”某TV局のスローガン”)

今回の講座を受けたことで一番印象に残っていたのは、「備蓄を楽しむ」視点を得られたことです。

講座を受ける前までの僕は、「非常用品(備蓄)」に関しては、「かんぱん、水、懐中電灯…」など、一般的に教えられているものしか頭にありませんでした。

しかし、ふみさんは違いました。


備蓄用品がおしゃれなのです。


 そして、ふみさん自身、備蓄をとても楽しんでいました。
 そこが、今までの「備蓄」と全く違うと感じるところでした。
 あくまでも、生活の中の一部として「備蓄」があるということなのです。


  •  普段食べるものよりも長持ちするけど、小腹が空いたら食べる。
  •  備蓄品として車に積んでいるけど、キャンプするときに使う。
  •  車で出かけた際に、温泉に入ることになった時にも使える着替え。


この考え方は目から鱗でしたね〜。
使うことが前提だから、買う際には機能とともにデザインも重視するし、食べ物も自分がテンションが上がる好きなものを選びます。


そうすると、自然に備蓄を楽しむことができますよね。

楽しみながら防災ができているって、とても素敵ですね!


そして、僕はこれからは真っ先に”かんぱん”を選ぶことはやめようと思います。
かんぱんが、優秀な非常食であることは否定していませんよ(笑)


ナイスパッキン!

お話のあとは、実際にふみさんの車に積んでいる備蓄品の数々をお披露目していただきました。


いや、もう、言葉が出ないくらい凄すぎます!

御本人もおっしゃっていましたが、備蓄初心者はそこを目指さないほうが身のためです(必ず挫折します)。


始めから今の備蓄を目指していたわけではなくて、家からスーパー・コンビニなどの買い物先まで距離があったり、車移動が多かったり。そして、住まいが土砂災害警戒区域にあたることから、何かあった時のためのリスク分散として、このような車内備蓄に至った。


そういうカラクリのようです。


災害・防災の面を考えつつも、おでかけやアウトドアで楽しめる要素もしっかり組み込む。


そういうカラクリのようです。



さすが、としか言いようがありません。

気持ちがいいほどにパッキングされています。


キレイなパッキングを見て気持ちよくなったときは、「ナイスパッキン!」と叫びましょう。


備蓄に正解はありません

お昼は、糧の美味しいお食事をいただきました!(ビュッフェ形式が楽しい)

午後からは希望者のみで、実際に近くのホームセンターとスーパーへ買い出しに行きました。


はじめは、講師が商品を見ながら「これはこういう時に使えるよ〜」と、話しているのを「なるほど〜」と聞いていただだけですが、そこで終わってしまっては僕は絶対に備蓄をしなくなると思ったので、「これはいいね」と言われたものはすかさず手に取っていきました。




すると、周りの人たちに笑われました(笑)
(黙って、スッと手に取るところが面白かったようです)



災害によって避難の仕方、必要なものは変わります。
これを準備していれば絶対に大丈夫なんてことはありません。


「備蓄に答えも終わりも無いのです。」


まさに”備蓄道”

講座を受けたことで、防災がとても身近に感じられたので、とても良かったです。買い物をするときは、「これは備蓄できるだろうか?」と考えることになりそうです。


”防災”ってあまり楽しくないイメージがありますが、自分の命に直結する防災こそ、”楽しむ視点を持つこと”が大事なことに気付かされました。


みなさんも、備蓄ライフを楽しみませんか?







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