毎年夏の恒例行事『小学生寺子屋修行体験』を、7月26日、27日に開催しました。
1日目
2日目
ありがたいことに、山陰中央新報紙さんに掲載していただきました。
WEB版
記事として取り上げていただけて、とても嬉しいです!
実施するまでには、スタッフの皆さんと多大な時間と労力をかけて準備を重ねてきました。そのこともしっかりとレポートとして記録しておきたいなと思います。
寺子屋修行は、今年で10年目です。婦人会、自治会、食生活改善推進協議会、手づくり自治区柿木村など、地域団体の皆さんと一緒に運営をしています。
「今年は10周年だから、何か特別なことがしたいね」
と、長年スタッフを勤めておられる方からご意見があり、皆さんとアイデアを練りました。
和気あいあいと話し合っています。
そして、報国寺のご住職から「宮島の弥山に登るのが良いのではないか」というご提案があり、1日目は宮島へ行き、2日目に例年通りのお寺の修行と滝修行をするという計画が立ち上がりました。
会議を重ねることで、寺子屋に愛着が湧いてきます。
3月から話し合いを始め、3月中に2回会議をして、5月に3回目、6月はスタッフで下見のために宮島登山をしました。その後すぐに下見を踏まえて協議をし、7月に最終打ち合わせをしました。
何度も集まって真剣に話し合って物事を決めていくプロセスが何とも楽しかったです。
下見の様子。大人たちがとてもワクワクしていました。
あくまでも、当日に子どもたちが安心安全に活動できるようにするための下見です(笑)。
「この景色を子どもたちに見て欲しい」と、心の底から思いました。
大自然の中にいると、悩みなんて吹っ飛びます。
7月に入ってから、全国で熱中症警戒のニュースが報道され、実施2日前にスタッフの皆さんで集まって緊急会議を開きました。
「やめた方が良いのではないか」
「登山はせずに行きもロープウェイに乗れば良いのではないか」
など、様々な議論が交わされ、最終的に「柿木の子どもを対象にしているから、A案とB案を用意しておいて、現地へ行ってから柔軟に対応しよう」という結論に至りました。
保護者の皆さんにもその旨を伝えて、お子さんと話し合っていただき、泣く泣く1日目を欠席する人が5人ほど出ましたが、それもまた子どもにとっては立派な修行。
「決断をする」という行為がとても貴重な経験になるはずと信じましょう。
おかげさまで、大きなトラブルがなく、子どもも大人もみんなが楽しんで無事に修行を終えることができました。
これは、スタッフの1人が彫っていた仏様のご加護かもしれません。
自分で掘るのが凄いです!
大きなご利益をいただきました。感謝です。
スタッフもそうですが、保護者の皆さんとも密に相談をして、物事を進められるという環境がとても凄いなと感じます。大きな地域でたくさんの人数が参加する行事であれば、中止か実施かどちらかに決めないと混乱が生じます。こうして、その時の状況に合わせて最大限楽しめる形をつくることは小さな地域だからこそできることです。
「柿木の子どもに、柿木で良い思い出を作ってもらいたい(立派に育って欲しい)」
と願うスタッフの皆さんと共に歩んできたからこそ、とても豊かな2日間が生まれました。当日はあっという間に終わりましたが、準備をしてきたスタッフにとってはかけがえのない時間でした。
ご本殿をバックに記念撮影。
来年はもちろん、5年後、10年後も寺子屋修行が続いていくように、これからも楽しみにながら取り組んでいきたいと思います。
8月17日にスタッフの『振り返り会とお疲れ様会』をしました。
「草の庭」さんのオードブルが素敵すぎました!
4年ぶり?くらいの光景です。
最近、柿木でコロナが流行っています。ですが、以前のように全部中止とはならずに、皆で集まって食事をしたりお酒を酌み交わしたり、大人たちが楽しめる時間を作れています。
「同じ釜の飯を食う」のはとても大事で、苦楽を共にした人たちの絆は地域にとって大きな力となります。
こうした場所に色んな人たちを巻き込んで、いつまでも楽しい柿木地域にしていきたいです。
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