【最終回】しめ縄づくり〜田舎暮らしの魅力が詰まっていた〜

 こんにちは! 主事のまるです。


 ようやく「しめ縄づくり」本番の日(16日)を迎えました。本日で最終回となります(何の?)。

 

 準備編はこちらから↓↓


エピソード1


エピソード2

 あれだけ苦労して取りに行ってもまだ、材料が足りなかったようなので朝から館長が山へ行ってウラジロを取ってきたようです。最後の最後まで諦めない姿勢は見習う必要があります。ボソッ......来年は、事前に下見をしておいたり、もう少し計画的に動けると良いですね......ボソボソ。


 僕も準備は頑張りましたが、肝心のしめ縄づくりには参加ができなかったので、とても残念でした。このしめ縄づくりは、「生き生き大学」(公民館事業)の活動として行なわれていて、「しめ縄づくり」(学校へ移動)か「健康のお話」(公民館に残る)の2つに分かれるものでした。僕は「健康の話」の方にいる必要があったので、しめ縄は少し顔を出す程度だったわけです。


 少し覗いた時には、小学生と中学生が楽しんで作ってくれていたので準備した甲斐がありました。立派なものを家に持ち帰ってご家族の皆さんと一緒に素敵な年越しをしていただければ嬉しいです。僕もあとで館長に教えてもらって自分で作って、気持ちよく新年を迎えたいです。


 「しめ縄」づくりの何が素晴らしいかと云うと、一つのことを通して、小学生、中学生、地域の高齢者が共同作業をしていることです。このような風景は「田舎ならではだな〜」と感じます。もちろん、都市部でもあるでしょうが、「しめ縄」というのがこれまた粋。


 一部だけですが、しめ縄づくりの様子はこのような感じでした。

 (写真はボヤけているのではなく、ボカしてあります笑)


↓↓



中学3年生と小学5年生の合同のふるさと授業。





地域のおばあさん、おじいさんに優しく教えてもらいながら作ってます。





田舎暮らしの大ベテランがおもむろに何かを作り始めました。






苦戦しながらも、楽しそうに立派なモノを作っていました。





去年は、右巻きと左巻きを間違えながらも、それを気にせず突き進むスタイルでしたが、今年はきちんと左巻きで作っていたのでしょうか?




 最後まで見届けられなかったのが心残りです。「しめ縄」は日本の大事な文化ですが、今の御時世では作るのが面倒だし、安く手に入れられますので、自分で作るご家庭がかなり減っていると思います。特に都市部だとなおさら作ることはありませんし、そもそも飾ること自体しないでしょう。僕の家はそうでした。


 年に一度しかないので、作り方を覚えてもすぐに忘れてしまうことが難点です。わら細工が好きなわけでもありませんので、このような機会がなくなってしまえば、作る機会は僕の中では完全に消え去ってしまう恐れもあります。


 僕は作ることが苦手な分、このように書き記すことで、少しでも誰かの心に刺さって「ちょっと作ってみようかな!」と思ってくれる人が増えるキッカケを作ります。それが、「しめ縄」という日本文化、田舎文化に対して僕ができる「恩返し」だと、心の中でそう言い聞かせています。

 

 余裕があれば、「これを見たら作り方がわかるよ」というマニュアルのようなものを作れればいいなと思います。余裕がないので作れません......。

かきのきダイアリー

アユが泳ぐ高津川と有機農業の郷「吉賀町柿木村」の柿木公民館です。都会では経験し得ない田舎生活の魅力と楽しみをお届けします。都会に住んでいる人には田舎の魅力を、田舎に住んでいる人には地元の良さの再発見を。

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