「すいませーん! この木を細く切ってくださ〜い!」
小さな子どもが大きなかごを背負って、隣の保育所から子どもだけでやってきました。いつもの顔なじみの子ではありますが、こうしてお願いに来るのは新鮮です。
「どんな感じに切ればいいの?」と聞くと、
「うーん、もう一回先生に聞いてくる!」と言って、すぐさま駆けて
「ねぇねぇ! 縦? 横? どんな風に切ればいい?」
と、大きな声で聞いていました。縦に切れば良いことがわかったので、斧で割ることにしました。斧を振り下ろして木をパーンッと割ると、子どもが「すげー!」と喜んでくれたので、とても楽しかったです。
あとからゾロゾロと子どもたちが2〜3人やってきて、「僕もやってみたい!」と言うので、斧を持たせて、割りやすい枯れ竹を割ってもらいました。子どもは竹が割れて喜んでいました。冷静に考えて、保育園児のうちから薪割りを体験しているのはスゴイなと思います。
かきのき保育所にはかまどがあります。かまどで子どもたちがご飯を炊いたり、様々な季節の料理をしています。割った薪は味噌作りのために使われました。
都会で育った僕には、この些細なできごと全てが新鮮で、とても凄いことに感じます。この子達が大きくなったらどうなるのかが楽しみです。
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