「柿木公民館だより」2月号

伝統文化を継承していきたい

 年末年始は、柿木小学校、中学校の「ふるさと学習」の一環で、伝統行事が続きました。12月に「しめ縄づくり」、1月に「もちつき」と「どんど焼き」が毎年の恒例行事です。


 1月13日(木)に、柿木小学校で「もちつき」を実施しました。昨年は感染対策で、地域の大人だけで行なわれましたが、今年は小学生(5年生)と一緒にできました。小学生の中にも、年末に家でもちつきをした子が何人かいましたが、「機械でやったから、杵でつくのは久しぶり!」と言っていました。筆者も「よいしょ〜!」と一生懸命ついてきました。自分でついた餅はやはり美味しい。年末年始は実家で白味噌のお雑煮を食べましたが、市販の餅だったので、吉賀町産の手作り餅を食べることができて幸せです。


 翌日の1月14日(金)は、「どんど焼き」でした。地域の大人が朝8時から公民館の裏庭に櫓を組んで、10時前に小学2、3年生と一緒に火入れをして、正月飾りや書初めを燃やして、清々しい時間を過ごしました。


 当日はもちろん、当日までにたくさんの木材等を準備してくださったり、ゲームを考えてくださったり、地域の皆様のお力で成り立っている行事です。毎年「次世代の担い手を...」という課題が出ていますが、ひとまず主事の私が、写真と文章でしっかりと記録に残します。


 私が柿木公民館の主事になってもうすぐ3年になります。ふと思うと、コロナ禍の柿木村の方が長いことに気づきました。どんど焼きの火を見ながら、「大人も子どもも楽しそうにしている柿木村を見たいなぁ」と思いました。


「植樹」×「プレーパーク」

 12月26日(日)に、手づくり自治区柿木村とのコラボイベントを実施しました。皆様から「雪はどうだった?」と心配のお声をいただきましたが、当日はちょうどいい雪遊び日和で無事に楽しく終えました。


 大人と子ども合わせて45名の参加で、一緒に木を植えたり、焚き火を囲んでご飯を食べたり、竹のアスレチックを即席で作ったり、雪だるま、ソリ滑り、雪合戦などをして皆で楽しみました。


 「柿木公民館のプレーパーク」が目指す、「みんなそれぞれ、やりたいことをやって、自由に過ごせる場」になっていたように感じました。


 「プレーパークとはどんな場?」という共有が今後の課題です。まだまだ分からないことばかりなので、皆様からのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。


 この日に植えた木と子ども達が、これから先どうなっていくのかが楽しみです。


公民館×有機農業

 1月10日(月)、柿木村有機農業研究会の数名、長野大学、西日本農業研究センターの研究者との意見交換の場(公民館にて)に筆者も参加しました。柿木村の有機農業の現状と課題、これからの展望を語り合い、私も恐縮ながら「子どもと有機農業を繋いで、”将来は農業をしたい”という子どもが増えるように公民館活動を頑張りたいです」と話しました。


 館長といつも事務所の中で、「柿木村は農林業で成り立ってきた。推進していかんといけん」と話し合っています。少しずつやっていきたいです。


柿公漫画喫茶化計画

 地域の方から突如、「自分が集めていた漫画1,000冊を、公民館で活用して欲しいのですがどうでしょうか?」という相談がありました。「処分することは決めていて、ただ捨てたり売るよりも、公民館で活用して地域の方に見ていただけるようにして欲しい」とのことでした。


 漫画が好きな方、一緒に使い道を考えていただけませんか?


2年越しの「あったかフェスティバル」

 過去10年間、柿木公民館の1年間の集大成イベントとして実施していましたが、この2年間は中止していました。今年度は復活します。詳しくは同封のチラシをご覧ください。ただし、感染状況によっては中止をすることがあること、ご承知ください。その場合は来月号で案内を出します。


柿木の皆さんと一緒に楽しめる時間が増えますように

(合掌)

かきのきダイアリー

アユが泳ぐ高津川と有機農業の郷「吉賀町柿木村」の柿木公民館です。都会では経験し得ない田舎生活の魅力と楽しみをお届けします。都会に住んでいる人には田舎の魅力を、田舎に住んでいる人には地元の良さの再発見を。

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