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ディープな柿木公民館
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こんにちは! 主事のまるです^_^
今から書くことは、主事が公民館活動の経験を通して学んだこと、感じたことを文章としてまとめてお届けしています。
色々なご意見があるかと思いますが、まずは温かい目で読んでいただけると嬉しいです。
*普段、Facebook上で「ディープな柿木公民館」というグループを作成して、書けるときに長文を書いていおります。Facebookだけでは見る人がかなり限られますので、かきのきダイアリーにも転載して、ご関心のある方に見ていただきたいなと思っています。
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8月の近況報告
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日頃から柿木公民館では自然体験活動に力を入れています。公私ともに自然遊びが好きな僕にとって8月は繁忙期です。公民館では小学生たちの川遊び、隣町の津和野や松江でキャンプのスタッフ、浜田の海でライフセーバー等々。
外に行って活動をすることで、「この人はこうやって子どもと接するんだ!」とか、「この子はこうやれば反応するんだな!」とか、「この組織のこれは真似したいな」など、新たな発見が多く、柿木での活動にとても役立っています。
引き続き、大いに楽しみながらアウトドアスキルに磨きをかけて、柿木の子どもたちに質の高い体験プログラムを提供できるように頑張ります!!!
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「大人が楽しむ」という視点
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前回、「保護者世代の巻き込み方」と題して、つらつら〜と書きましたが、今回はあれから新たにやってみて手応えがあったものを紹介させていただきます。
8/23に小学生を対象にした「1日中、川で遊ぶプレーパーク」を企画していました。毎年、最後の夏休みにこのビッグイベントを実施しているのですが、今年は連日の雨で川が激流となり、泣く泣く中止することにしました。
本来は、午前中に鮎の網漁体験をしてその場で獲れた鮎と事前に用意をしていた鮎を河原で焼いて、「鮎の塩焼き」と「鮎飯」という、都市部に住んでいる人からすると喉から手が出るほど何とも羨ましいご馳走をみんなで食べる予定でした。
それがなくなることになり、僕はとても残念な気持ちでした。
しかし、スタッフの1人がある提案をしてくれました。
「せっかく鮎も用意してくれているわけだし、わざわざ浜田から大学生も予定を空けてくれていたんだから、たまには大人だけでゆっくりご飯を食べて交流する時間もいいと思わない。私はとても大事だと思うよ!」
という、素晴らしい提案をしてくれて、僕は即答で「いいですね!それ!」と答えました。そして、他のスタッフの皆さんにも相談をして実施することになりました。
今まで、コロナ禍で「とにかく今のうちに子どもたちにはたくさんの体験をしてほしい」との思い(使命感)で、子どもの体験活動に注力していました。大人が楽しむことも大事ですね。
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食事会が地域の繋がりを強くする
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計8名で、朝9時ごろからぼちぼち準備を始めました。鮎を用意してくれていた地元の漁師さんが本格的な焼き台を持ってきてくれて、別の方が竹で串を作ってくれて、準備万端です。
串に刺した鮎を焼き台に並べて、重たい鉄の蓋をして、高津川の鮎をじっくりこんがり焼いていきます。
途中で鮎がこんがり焼けている香ばしい匂いが漂ってきて、「鮎のいい匂いがしてきたな!」と、スタッフたちと盛り上がっていました。炊事をしてくれている女性陣(2人)もイキイキとされていて、僕も楽しい気持ちになりました。
各々が得意とするスキルを発揮して、ワイワイしながら準備をするというのはすごく楽しいですね!
全ての準備を終えて、食事会(「鮎の塩焼き」、「鮎飯」、「きゅうりと鮎の酢の物」)が始まると、僕が”主事として柿木に来た1年目(2019年)”を思い出しました。3年前は、とにかくがむしゃらに毎日のように色んな人と会い、地域の集まりに行ってお酒を酌み交わし、「よく来たな!」とか「これからよろしくな!」とか、温かく迎え入れてもらって、「吉賀町ってとても楽しいところだな」と期待が膨らんでいました。
正直今は、あの時に感じた魅力が薄れてきています。
ですが、8/23の少人数でのスタッフ交流会の光景を目の当たりにした時、希望が湧いてきました。
「活動を共にする人たち同士で、和気藹々と食事をすることで、柿木の人たちの絆は作られていったのかもしれない。地域の繋がりを強くするには、少人数での食事会をセッティングすればいいんだ!」
言葉にすると単純ですが、かなり本質的なんじゃないかと自負しています笑。
実際、食事会が終わった後に浜田から来てくれた大学生が、「鮎をたくさん食べられて大満足です。また何かイベントがあったら手伝いたいので声かけてください!」
と、メッセージをくれました。
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スタッフの報酬は”美味しいもの”と”繋がり”
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公民館活動を充実させていくにあたって、毎度頭を悩ませているのが「スタッフ募集」です。
スタッフとして手伝ってくださった方にお給料を用意すれば、人はガッと集まると思いますが、公民館という特性上、それを第一に持ってくるわけにはいきません。できるだけ「自分達の地域は自分達で何とかする!」という住民自治の意識を高めるためにも、金銭的価値じゃない部分に価値を見出していただいて、「手伝いたい!」と思ってもらうことが必要だと考えています。
だからこそ、「子どもの見守りスタッフとして来てください!」、「活動に参加してください!」と声をかけることに後ろめたさを感じます。
8/23の様子を経て思ったことは、「活動だけでなく、終わった後にお疲れ会や打ち上げをやらないと、人は集まらない。逆に、お疲れ会や打ち上げが用意されていれば、”終わった後に食事もあるので来ませんか?”と言いやすく、その方が来てもらいやすいのではないか」っていうことです。
結局、「美味しいものが食べられる!」、「なんかいいことありそう!」と思ってもらえるかどうかが鍵になるのだと思います。
僕のようなタイプは、活動だけですぐに「面白そうだから行く!」と飛びつきますが、大多数の人はそうはいきません。
美味しいものを食べて、気持ちが緩んだところでこそ、「実はこういうのをやりたいと思うんだけど」、「一緒にやらない?」という話が出て、どんどんどんどん次に繋がっていくんだと思います。
それが繰り返されていくと、いつの間にか地域にとっても、関わった人一人一人にとってもいい影響が出ている。そんな感じです。
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早速、9/14(水)にやります!!!
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おそらく、コロナ禍になる前はそれが当たり前に起こっていたはずなので、「すげぇ発見したぞ!」っていうつもりは全くありませんが、今のタイミングだからこそ、改めて「食事会」の素晴らしさに気づかされました。
吉賀町でもコロナ感染が広まってきているので、大きく動くことは控えないといけませんが、ちょっとずつちょっとずつ、少人数でできる範囲で「活動+食事会」という流れを作っていきたいなと思います。
たぶん、今吉賀町でそれをやっておかないと、皆が動けるようになった時、走り出せる人が誰もいないという状況になりそうです。
9月から柿木のプレーパークは、山遊びが始まるので山の整備をしないといけません。
ということで、「草刈り+おつかれ会」をやることに決めました!!!
『9/14(水)9:00~14:00』
9時ごろから草刈り(男性陣)をして、公民館で食事準備(女性陣)をして、お昼をみんなで食べて、14時ごろ解散というイメージです(お昼以降は皆さんの自由)。
10人未満の予定で、現在6名の参加。
ディープな方達の中で「参加したい!」という方がおられましたら、9/7(水)までにメッセージいただけたら嬉しいです^^
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