情緒のある暮らしをするには?

こんにちは! 主事のまるです。

主事の僕が、島根県のPR動画に出演しています。
吉賀町で感じたことや、これから公民館で取り組んでいきたいことを話していますので、ご覧ください!

田舎暮らしは情緒的で丁寧


風情、情緒のある暮らし、丁寧な暮らしに憧れがある方には、この記事を読んでいただけると少しだけヒントが得られるかもしれません。

住む場所が変われば、今まで当たり前だと思っていたことが覆されます。都会暮らしに慣れた状態で、田舎暮らしを始めてみると、毎日が新鮮です。

ボタン一つで全てが完結していた生活から一変して、物事には順序があることを知ります。

例えば、日本人には欠かせないお米。

スーパーで買って、あとは炊飯器で炊くだけですが、本当は、籾を調達して、田んぼに苗を植えて、毎日水を管理して草を引いて、イノシシと闘って、苦労に苦労を重ねたにも関わらずウンカにやられて収穫ゼロ。

米をおいしく食べられるまでには、それだけの壮大なドラマがあります。

全く何も知らないで、スーパーでお米を買うことと、それらを知った上で、スーパーで買うのか、自分で作ることを選ぶのとでは印象が随分と違ってきます。

昔の道具はおもしろい


前置きが長くなったところで、本題です。
本日は、柿木小学校の子どもたちが公民館に来て、昔の民具の学習をしました。

吉賀町立図書館の館長が、吉賀町の歴史文化に精通しており、民具のこともとてもお詳しいので子どもたちに解説をしてくださりました。



柿木公民館には、住民の皆様から寄贈いただいた貴重な民具(農機具、家具)が保管されてあります。保管と言うのもいかがなものかと思われる状態ですが、たくさん持っています。

今回紹介されていたのは、

  • 猫こたつ
  • とりのす
  • オイルランプ





申し訳ありません。名前を忘れてしまった道具が多々あります。こうして紹介している立場として失格ですね。勉強し直します。

僕のように、都会で生まれ育った人は過去の道具でしかありまさんが、さすがは田舎の子どもたち。家で使っている場面を見たことがある子もちらほらいました。

すごいですね。

今は便利な道具で溢れているので、「昔の道具を知ったところで使わないじゃん」と思うことがあったりしますが、過去の大変な時代があったからこそ今の便利な時代がある。

僕も、小学生と一緒に道具の解説を聞いていて、「便利さと不便さのバランスを取り入れた暮らしをしたいな〜」と思いました。

終わった後、73歳の公民館長(僕の上司)に聞いてみました。

「ボタン一つで済む今の生活と、薪で火を焚いていた昔と、どっちがいいですか?」

すると、「それはやっぱり薪で火を焚いた方がいいねぇ」とおっしゃられました。

「どうしてですか?」と理由を尋ねると、

「情緒があるねぇ」とのこと。

なんだか、未来に期待を持てた瞬間でした。
オイルランプで盛り上がっていました!

かきのきダイアリー

アユが泳ぐ高津川と有機農業の郷「吉賀町柿木村」の柿木公民館です。都会では経験し得ない田舎生活の魅力と楽しみをお届けします。都会に住んでいる人には田舎の魅力を、田舎に住んでいる人には地元の良さの再発見を。

0コメント

  • 1000 / 1000